FRPの総合メーカー AGCマテックス株式会社

ニュース&トピックス

SAMPE JAPAN 2003に出展しました

■ SAMPE JAPANとは
SAMPEはSociety for the Advancement of Material and Process Engineeringの略称で、本部は米国カリフォルニア州にあり、カナダを含む米国内70支部の他、欧州、日本、オーストラリア、アジア各地に支部があり、現在約5,000人の会員で構成されています。 宇宙・航空を始め、時代の要求する先端材料技術の発展を目指して、国際協力と技術交流、情報交換を行っている国際団体です。SAMPE JAPANは、日本支部であり、今回の「第8回SAMPE先端材料技術国際会議(シンポジウム・展示会)」の開催に際し、当社が展示会部門に参加したものです。
■ SAMPE JAPN 2003
11月19日〜21日の間、東京ビックサイト(東4ホール)にてSAMPEの展示会が行なわれ、当社と日本シーカ(株)殿とで共同のブースを出展しました。 展示品は大林組-当社-日本シーカで開発を進めてきたFRP耐震ブロックですが、このほかに、クリアグレーチングと引き抜き材を用いた壁材も展示しました。
ご来場いただいた皆様ありがとうございました。
展示ブースの様子 FRP耐震ブロックのモックアップ
【2003.11.19】

雪崩防止杭工法に使用されるFRP杭

(資料提供 N-PSG工法研究会)

わが国の国土は、総面積の約87%が山岳、丘陵地帯であるとされています。 国土開発に伴って、道路、住宅などに人工斜面が増加し、雪国では雪崩災害のリスクが高まってきます。 そこで、雪国での生活を安全で快適にするために、「雪崩防止杭工法」が開発され、その中のP.B工法ライトに当社が設計・開発したFRP製の箱型杭が使用されています。

雪崩防止杭を施工した例
▲ 雪崩防止杭を施工した例

雪崩防止杭の形状寸法
▲ 雪崩防止杭の形状寸法

雪崩防止杭
▲ 雪崩防止杭
SMC成形品であるFRP杭は

  1. 軽量で施工性が良い。
  2. ダークグリーンで夏期の景観に優しい。
  3. 雪崩発生を防止できるだけの強度がある。

などの長所があります。

 杭による雪崩防止のメカニズム
▲ 杭による雪崩防止のメカニズム

【2003.03.20】

地下タンクの二重FRPパネル補修工法について

コンクリート製地下薬液貯層の問題点

工場などでは、工程内で使用した排水などを貯めるための貯層が、地下に設置されることが多く、地下槽の場合、構造的に大きな剛性が必要なため、鉄筋コンクリート槽が使用されます。
しかし、コンクリート自身の収縮が進行し、表面に亀裂が入るようになることは、いろいろなコンクリート構造物で見聞きすることです。 槽内表面をFRPや耐食塗料で保護していても、下地の動きから、表層にも亀裂が発生することがあり、そこから薬液が浸透すると、補強鉄筋を膨潤させ、亀裂が広がり、さらに薬液は浸透しやすくなり、ついには薬液は壁を貫通してしまい、外部地中に染み出てしまうことになります。 しかも、漏洩していることがモニタリングできないため、土壌汚染のリスクから逃れることはできませんでした。
そこで、亀裂が深刻化する前に、適切な方法でコンクリート槽を補修することが必要となりました。

亀裂からの液体の漏れ

補修工法の選定

工法 長所 短所
FRPライニング工法 実績が多い。内容積は減少しない。 コンクリートの割れに追従する。長期に亘るとメンテナンスがいる。漏れが点検出来ない。密閉場所の施工の為に施工環境要注意。
平板接着工法 内面が平滑。施工が簡単である。内容積は減少しない。 ヒートサイクルに追従難しく剥離する。漏れが点検出来ない。密閉施工の為に施工環境要注意。
パネルタンク方式 ボルト接合の為に施工が容易 容積は小さくなる。構造が複雑となり、コストアップとなる。
AGM提案工法
(二重FRPパネル補修工法)
6面点検出来る構造。容積減少は少ない。施工が簡単である。床とFRP槽間に隙間を設けて液漏れしてもコンクリート槽内で確認可能。工場でプレハブ製作するので施工が容易。 密閉施工の為に施工環境要注意。

施工構造の実際

施工構造の実際

コンクリート下地の動きに左右されず、内層保護機能が低下せず、しかも、万一薬液漏洩があっても、確認が出来る方法として、二重FRPパネル補修工法が選択されました。 この構造では、ハンドレイアップ法、引抜成形法、現地でのオーバーレイ工法など各種の成形方法による部材を使用することになりますが、あらゆる成形方法に対応できる当社の強みを生かした工法と言えるでしょう。
土壌汚染は、今や環境問題の中でも重要な課題となってきました。 一旦、土壌を汚染させてしまうと、浄化するためには巨額の費用を要することから、今まで見過ごされてきたことにも、注意が向けられるようになってきました。 地下タンクの安全性に不安を感じておられるようでしたら、是非弊社にご相談下さい。

施工の状況

施工状況 施工状況
床パネルの下にGSグレーチングが透きとおって見えます。
【2003.02.10】

モミガラ(籾殻)がブロックになりました

大地の芸術祭 ― 越後妻有アートトリエンナーレ2003

3年ぶりに大地の芸術祭が今年開催されました。 その展示作品に、モミガラ・ブロックが使用され、そのブロックを当社が製作しました。 透明感のある不飽和ポリエステル樹脂と乾燥した自然のモミガラとの組み合わせ、それが新しいブロックとなりました。

モミガラブロック 

モミガラの層を透明な注型樹脂の中に封じ込めた。ブロック積み用鉄筋が入る2個の孔が貫通しています。

野外劇場 

現地展示会場で組み上げられた壁

(野外劇場:鍬柄沢の文字が見えます。)

   
大型モニュメント.売店 他に人型モニュメント、売店などを構築。 

  • モミガラ添加量が多いと光が透過しにくく、添加量が少ないと透過しやすくなります。ほとんど透明なものはモミガラが1%しか添加してありません。
  • 地元の方々の思い出をとじこめたブロックもあります。

大地の芸術祭

新潟県妻有地域で行われた芸術祭です。
会場:越後妻有6市町村
(新潟県十日町市、川西町、津南町、中里村、松代町、松之山町)全域762km2
参加アーティスト:23ケ国約150組
全作品数:157作品
※ 会期は終了しましたが、作品は展示されています。

設計:日本工業大学小川次郎研究室+黒田 潤三

【2003.01.29】

上水場の覆蓋に当社プラアロイⓇ引抜成形品が使用されました

濃縮層
▲ 濃縮槽
パネルの基本構造
▲ パネルの基本構造

このほど、愛知県豊田市にある「中切水源配水場」に対するFRP蓋などの設置工事が完了しました。覆蓋は外部からの異物混入を避ける目的もあり、パネル継ぎ目の構造も、単なる突合せではなく、両側に接続部を持った上下パネルによる勘合方式が採用されました。

左:パネルの状況/右:ろ過池 ← 左:パネルの状況/右:ろ過池

FRPは錆びない、腐らない、強度・剛性がある、屋外での使用にも耐えられる材料であり、特に引抜成形品プラアロイは、長手方向に引き揃えられたガラス繊維が多く配向されているため、さらに強度と剛性に優れることから、採用に至りました。
本件の工事においては、覆蓋パネルのためのフレームを設置するなど付帯する工事も一括して、わずか40日間で実施するなど、当社の総合力が活かされる結果となりました。

【2002.08.29】

GFRP耐震ブロックを発表しました

耐震壁の施工状況

当社と(株)大林組、日本シーカ(株)は、ガラス繊維強化プラスチック(GFRP)を格子状に配したブロックを用いて、簡易に短工期で、かつ居ながらにして施工することができる耐震補強工法を開発、実用化しました。 半透明性のため美観に優れ、採光性や通風性にも優れた耐震壁です。

既存建物に耐震補強を施す方法の一つとして、耐震壁を増設する方法がありますが、鉄筋コンクリートを打設する方法があります。 この方法は、大掛かりな工事となり、建物を使用しながらの工事は難しく、短期ではできませんでした。

今回の工法は、これらの欠点を解決するもので、軽量なGFRPブロックを積み上げる工法で、格子状のGFRPと周辺フレームから構成されています。 こうして作られた壁は、開口率が高く、しかも使用している材料が半透明なため、圧迫感もなく、美観上も配慮されています。

ブロックの外観

この件、お問合せは C&A事業部

【2002.07.29】

第47回 FRP CON-EX2002 で論文賞受賞

第47回 FRP CON-EX2002 で論文賞受賞 2002年9月に開催された(社)強化プラスチック協会主催のFRP CON-EX2002において、産業上の発展に寄与するものに与えられる「論文賞」を受賞しました。 昨年の受賞に続き2年連続の快挙となりました。
論文名称 「引抜き成形角パイプの曲げ特性評価」
著 者 糸日谷 剛(旭硝子マテックス株式会社)
田澤 仁 (旭硝子マテックス株式会社)
福田 博 (東京理科大学)
五十嵐裕司(東京理科大学大学元院生)
内 容 引抜き成形された角パイプを曲げ試験して
得られる曲げ特性を、素材の物性と強化
繊維構成から推定できることを実証した。
【2002.06.29】

GRCP工法(急勾配盛土工法)

GRCP工法は、軽量かつ耐食性があるGRCパネルを壁面材とし、補強材に高引張強度、低クリープ、耐食性を有したFRPジオグリッド材「ネステム」を用いた急勾配盛土工法です。

特徴

  1. 様々な土質条件に対応可能

    FRPジオグリッド「ネステム」は土を選びません。あらゆる土質条件に対応できます。

  2. 抜群の耐久性

    FRPジオグリッド「ネステム」はガラス繊維に樹脂を含浸させて成形した格子筋で高強度、また耐食性も抜群です。一方、GRCパネルは、モルタルをガラス繊維で補強し、かつ補強筋としてFRP格子筋「FRPコンクリート補強筋」を配筋しているので強度があり、鉄筋のような錆びや腐食の心配はありません。

  3. 人力組み立てが可能

    FRPジオグリッド「ネステム」は超軽量。GRCパネルも軽量なので重機を使用する必要はありません。ですから狭隘部における施工も可能です。

  4. 簡便な施工

    どこでも用いられている工種しかありません。ですから特殊な工法や管理は必要ありません。

GRCP工法

第2東名伊佐布インターチェンジ工事 第2東名伊佐布インターチェンジ工事(市道杉山線)において実施工計測を行ない、本工法の安全性を確認しました。
【2002.01.04】